日曜日，今年も4月から八ヶ岳で暮らすことになった両親の様子を見に，しらべ荘に行ってきました。父の具合が芳しくないので，母ひとりでは心配なのですが，どうしても向うで過ごしたいようです。父に要介護の認定が下りたため，介護保険のサービスを利用すれば物理的には可能ですが，果たして精神的にどこまでがんばれるかわかりません。
母が水を向けると，東京では大好きだったPC相手の囲碁すらしなくなってしまった父が，冬の間に倒れた花壇のフェンスを直し始めたそうです。もちろん以前のようにばちっと作業できるわけではありませんが，確かにフェンスが1/3ほど立っていました。予想外の高原効果です。父が大声を出しても気兼ねする相手がいないので，母もかえって気が楽なようです。今年は様子を見ることに決めました。
昼過ぎには東京から運んでいった巨大アクオスの設置，配線も終わったので，タローを遊ばせたり，温泉に行ったりして，のんびり過ごすことができました。
八ヶ岳山麓の春はまだ浅く，ようやく木蓮の花がほころびかけたところです。温泉に行く途中で田んぼの真ん中に車を停め，入笠山に夕日が沈むのを，なおみとふたりでずっと見ていました。一週間前にはマンハッタンの雑踏を歩いていたのが夢のようです。