日曜補習は期末試験前の峠だった。ちゃらTもM奈も動員しての4人ががりで朝から夕方までほとんど休みなく教え続けた。ボクの仕事のポテンシャルは去年よりさらに高くなっていた。明らかに進化している。
6時半に職場を出ていったん帰宅し、タローを留守番させて、いちばん近くの繁華街に繰り出した。
50才の誕生日はあえてこの街がよかった。
十代の若者たちに混じって古着屋を見たり、ウインドウをひやかしたりしてから、予約しておいたお気に入りのアメリカンレストランに入る。
気分はニューヨーク。これがボクらしい大台の迎え方かな。
誕生祝いの客には花火のついたパフェに歌とカードのサービスがある。