関東地方に春一番が吹いても、ボクとなおみの心はすっきりとは晴れません。
中3のクラスが不完全燃焼に終わったからです。9月以降全ての日曜日を補習し、ちゃらT、M奈のスタッフ陣もこの学年に集中して、まさにボクらの総力戦だったのに…。違和感は暮れ頃から高まり、年が明けてからは消耗戦の様相を呈しました。子どもたちには、そう気づかれないようにしているし、入試の結果も例年に比べてとくに悪いわけではないでしょうけれど、ボクたちにとって納得のいくものではありませんでした。
去年、感動の中3を送り出し、全卒業生の同窓会を開いた頃、まさに有頂天だったボクたち。それが一転、「いくらがんばってもどうにもできない現実」のあるということを、思い知らされるような一年をもがいてきました。この一週間、何がいけなかったのか、どうすればよかったか、そればかりを考え、話していました。
今夜は夜の授業がないので、ちゃらT、M奈を連れて飲みに行きます。初めてインストラクターとして関わった彼らも、たぶん「こんなもの」だと思っているでしょう。でもホントはこんなものではないのです。彼らにもいい思いをさせてやれなかったこと、忸怩たる思いです。