OUR DAYS2011年2011/3/18

あれから一週間がたちました。あっという間でした。

ティッシュペーパーが切れそうなので、なおみがスーパーの開店時間に合わせて出掛けましたが、やはり無駄足になりました。途中の小さな喫茶店に

「トイレットペーパーがなくて困っています。コーヒー一杯と引き替えにひとつ分けてください。」

と、張り紙があったそうです。

高級ティッシュはたくさんあってトイレットペーパーはない。菓子パンはずらりと売っていて食パンがない。お好み焼き粉はあって小麦粉はない。

まあ、今はいいんですけど、「結局、買い占めておいて正解」だったなんてことにはならないように早くなんとかしてくださいよ、政府のみなさん。

春にはめずらしく青空に富士山がくっきりと見えます。交通量がめっきり減って、空気が澄んでいるからです。いよいよ、在庫がないのでしょうか、今日はガソリンスタンドの列も見当たりません。

↑きのうは散歩の途中でパパがすうっと消えてしまいましたので、きょうこそは置いていかれまいと警戒中のタローです。生まれてからずっと留守番というものをしたことがない犬なので不安になるのも仕方ありません。ま、これを機会に少しはメンタル面を鍛えなければなりません(鍛えるのはボクの方だという意見もあり)。なおみに押さえてもらって、その間に家を出ました。今週中、なおみはぎりぎりまで家にいて、帰りはボクができるだけ早く退社するという作戦で乗り切りっています。帰宅したときの「おかえりなさい攻撃」はうっかりすると怪我をしそうなほどの激しさです。幸いにもここまで留守中に大きな余震はありません。

駅にはいつになく乗客が大勢います。節電であまり利用者のなかったエレベーターの前に行列ができていると思ったら、みな大きなトランクや旅行かばんを抱えていました。どうやら週末にかけて東京脱出が始まっているようです。

教室の子の中にも地震直後に東京を離れた家族が二組ありましたが、その他は今のところほとんど欠席がありません。家では怯えたり、ストレスで体調が悪いという報告も親御さんからちらほらありますが、みんな教室では思いっきり笑って、友だちとも思いっきりしゃべっていきます。多少は子どもたちの心のケアにもなっているでしょうが、ボクたちが彼らの笑顔からもらう元気の方がずっと大きいです。

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