OUR DAYS2011年2011/6/11

レトリバーにはまってしまった人のことを「レトばか」と言うのだそうです。ボクたち、かなり重症です。

あいばろにポータブルの組み立てケージを買いに行きました。夏旅の準備です。サイズを見ようとするのですが、タローは店員さんと遊びたくて興奮ぎみで、なかなかケージに入ろうとしません。すると…

…まったく躊躇なく、なおみが這ってケージに入り、中からタローを呼びます。ケージは見本品なのであまりキレイではないのです。だからレトばかには慣れているはずの店員さんも、さすがに目が点になってます。

「タロー、どうだー。そうかそうか。ぴったりか。…これ下さい。」

ボクもなおみも全く値札を見てません。ふだんはけっこう節約家なのにタローグッズとなると、値段のことは意識から飛んでます。

…重症のレトばかです。

ついでに前から欲しかった胴輪も購入。ドイツ製のかっこいい革の胴輪の方が、プラスチック製のものより安かったので、迷わず即決しました。ドッグランで着せてみて、二人でにんまり目を細めます。

「似合うねえ。」
「そうね。」

見た目はこれよりずっと安っぽいのに高価なプラスチック製の胴輪は、ワンタッチバックルを使って「前足を通さずに立ったまま装着できる」のが売りのようですが、「前足を通すのがたいへんなレトリバー」なんているのでしょうか。

タローが、前に置かれた胴輪に自分で足を入れるようになったのはほんの4回目の装着時のことでした。促されてずぼんを履く幼児のように、片足ずつ輪の中に足を置くのです。

「おりこうねー、タロー。ワンタッチバックルなんて、タローにはぜんぜんいらないねー。」

…重症です。

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