最近は忙しすぎてギターに触る機会がほとんどない。
でもこの時期になると少しは指を慣らさなくてはいけなくなる。
さる施設のクリスマス会で、もう10数年来、ボクは歌のお兄さんだからだ。
簡単なコードだけなので、ちょびっと練習すれば指はそこそこ動くようにはなる。
問題は半年も弾かなければ、指の皮膚がぷにょぷにょマシュマロになってしまうことだ。
いくら強く押さえても弦が指にめり込むばかりである。
ハイコードを押さえる人差し指などは鞭のように赤く弦のあとがつく。
スチール弦楽器を演奏される方はよくご存じのことであるが、これでは弦が浮いてしまって澄んだ音は出ない。
それでも1時間ほどの練習を3、4日続けると多少は角質化するのだろうか、何とか音も出てくる。
練習初日の夜、喉に違和感があった。
翌朝は食事が飲み込めない。
ここで風邪をひいたらタイヘンである。
サンタのなおみはいい。
歌のお兄さん兼トナカイはさらに司会進行役も兼務している。
「あれー、みんな元気ないなぁー。それじゃあサンタさんに聞こえないぞぉー。もう一回大きな声で一緒に歌ってねー、はい!」
なーんて、激しいボディアクションやダンシングとともにしゃべるには、心身ともにかなりの健康状態が必要なのである。
練習3日目、ボクは医者にかかる決断をした。 クリスマス会は近い。強い薬で打開する必要がある。ところが、病院へ向かう道すがら、妙に体が元気なことに気づいた。ん?よく考えてみると、痛むのは喉だけである。
つらつら既往を鑑みる。
もしかしたら…歌の練習で喉を痛めた?1時間ほどの練習を3日…。 その間、まさか「Jingle Bell」とか「Santa Claus is coming to town」ばかり弾いているわけにはいかない。 …ついでにオハコの拓郎や浜省を絶叫していた。
指のなんちゃって角質化とともに喉の痛みもひいて、今年も無事、歌のお兄さんを遂行することができた。 来年はもう少し前から練習を始めないと、年齢とともに何が起こるかわからない。
こちらうちクリ♪
なおみ主催の手巻き寿司パーティ。かこママ、おばあちゃん、ゴイックさん、クマさん、よっしー(クマさんの娘さん)