OUR DAYS2014年2014/3/14

母の通院や旅行でここのところマロンを預かる機会が多い。


1,2日なら二人とも仲良くしている。

どうしても預かっている方としてはマロンの方により気を配る。
優しくするし,お菓子も先だし,散歩のときはマロンを手元に持って,タローは人のいないときには好きにさせて放って置く。

それがタローにはがまんできない。そもそもそれぞれわがまま放題,いつも自分がいちばんの単頭飼いである。まずタローがストレスから意地悪を始める。

例えば通勤のとき,わざとシートに長々と寝てマロンの居場所をなくす。タローが小さいときにはマロンの方が噛み付いたりして上だったのだが,最近は体力負けしているのか力関係が逆転している。マロンは床で小さくなっている。


仲良く座りなさいと言っても…

二人のこの不機嫌そうなこと(笑)

こんなことがあった。

帰りの車でマロンが少し車酔いしたようなので,助手席のなおみの足元に移して様子を見ながら走った。無事に家の近くまで来て,いつもの場所で散歩させ,さて車に戻ろうとすると…。タローがさっと助手席に飛び込んでシートにぎゅっと座る。今までただの一度も助手席になんか乗ったことがなかったのでボクたちはびっくり仰天した。タローの目を見ると,あきらかに「やだ!ボク,ここから下りないよ。」という表情でかたくなに訴えている。


たははは(;^_^A

自分がこれまで入ってはいけなかった助手席にマロンが入れてもらったのがよほどショックだったと思われる。

3日目頃になると,マロンはただ母が恋しくなって寂しそうにする。タイヘン犬らしいかわいさである。ボクとしても同情して,どうしても優しくする。タローは完全にすねている。一緒に散歩に出ようとしても,「マロンといっしょなら行かない!」と玄関で動かなくなる。散歩中に呼ばれても,聞こえてるくせに無視したりする。こちらはてんで犬らしくない。だから余計に叱ったりできない。

かくしてマロンもタローもボクたちもだんだん疲れてくる。

おそらく母がタローを預かるときは,タローを優先するので,タローはごきげん,意地悪もしない。そこそこ遠慮もするから,これほどのストレスをタローもマロンも感じていないのではないだろうか。

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