OUR DAYS2015年2015/3/30

準備

タローを連れて飛行機に乗るのである。

飛行機に犬を乗せるなんてここはアメリカじゃない…とか,本当に犬にとって幸せなのかどうなのか…とか,

…いいのだ。

タローとボクたちと飛行機に乗るのである。

いつか乗ってみたいと思いながら,ふと気づくとタローはもう9才。来年は旅する体力がもうないかも知れない。

飛行機で出かければ,レンタカーを借りなければならない。犬を乗せるのを許してくれるレンタカーでもケージに入れるのが条件だ。2ヶ月前からソフトケージに入る練習を始めた。


別に入るだけなら平気である。



問題は車の乗り降り。去年までなら,荷台まで垂直に軽くジャンプして乗れた。


今は抱えてやらないとうまく上がれない。下りるときはもっと危なっかしい。足を痛めそうなので,結局訓練の一週間,二人で抱えて下ろした。

大型犬の衰えは急速だ。


ANAのHPには「犬はあなたの家族です!!」

…と,書いてあるが,犬の搭乗予約はできない。

ケージだけ予約できる。

「乗れないこともあるんですか?」

「他のお客さまの荷物が多いときなどはお断りする場合があります。」

「えっと,そういう場合,結局どうなるんですか。」

「はい,別便の貨物扱いとなります。もしくはお客さま自体,別便をご利用いただくか。」


…それって,「家族」とは言いませんよね(;^_^A

「犬はあなたの家族→貨物です。」

…と,口には出さない。


こんなことは,犬を連れていれば日常茶飯事のこと。「ワンちゃんと温泉宿」に行っても,「ワンちゃんと海の民宿」に行っても, 犬と泊めてもらえるだけでありがたいわけで, 家の風呂みたいに小さな浴槽の温泉に浸かり,クーラーのないプレハブの部屋に寝ることも厭わず。


いちいち腹を立てていたら犬を連れて旅などできない。

でも,別便貨物にするわけにはいかないので,行きも帰りも空席のありそうな平日の便を選んだ。


ぱぱ,まま,ぼくわ,いつもの席にのりたいな。


タロー,がんばって。練習しましょうね。


水のボトルの吸い口。

こちらは飛行機のケージで使う。


ほら,こうして吸うと水が出るのよ。

練習しましょうね。


レンタカーの荷室がケージでいっぱいになりそうなので,トランクも小さいのを購入。


ん?これはどさくさに紛れて新しいレンズ(;^_^A

人の迷惑にならぬよう,ひっそりと静かに行って来ます♪


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