タロー,まさかの留守番
宮古島4日目
タロー,まさかの留守番
今朝もタローが起こしに来た。
むふむふ
わ,わかった。起きる起きる。
ゆうべの泡盛で頭痛がひどい。
朝食
涼しいうちに散歩に出よう。
いててて←頭痛
だ,だめだ。もう,気温30度超えてる。
ただいいまー♪
朝干した洗濯物がもう乾いてる。真夏ですか(;^_^A
タロー,ダメです。熱中症気味。
今日は北の方に観光に行くことにして,タローは留守番させよう。ふつう,宿にペットを残留させることはできないのだが,宿の人もタローの性格がよくわかっていて,留守番オッケーにしてくれた。
え?
…と,いう顔してるでしょ。
そう,まさかのタロー留守番!!
マングローブ
おにぎり型をした宮古島の頂点に向かう。
「マングローブ園に行きたい!」
なおみが言う。ボクが「園」と名のつく場所が嫌いなのを重々承知で。
無料だからと押し切られて行ってみるとこれにはびっくり。
マングローブとは不思議な木だ。
しかも「園」なのに駐車場には一台の車もない。
真夏のような日差しにきらきらと光る水面。不思議な形の木が映る。そこにシギのような鳥が餌をついばみに下りてくる。
くうー!!300mmを持ってきてたら,決定的な写真が撮れたのに。それでも木道に寝そべって,30分近くねばった。
木道の奥には立派な石の道ができている。
名前もわからない針葉樹が新緑の季節らしい。
「園」いつの間にかふつうの民家の生垣にぶつかり,そのまま村の集落になっている。このアバウトさが好ましい。
帰り道で干潟にシオマネキがたくさんいるのを見つけた。
威張ってはさみを振っている。あまり目立つと鳥に食われちゃうぞ。
ムツゴロウも発見!!
…と,思ったら,こんな小さいのは単にトビハゼというそうである。
ガイドブックに乗ってる店はやめようと思うのだが,中心街を外れると他に選択肢がない。
なんとなく懐かしい食堂の雰囲気
タコそば 麺はKそばだが,Kそば本店よりはスープの味が圧倒的によい。タコが新鮮で旨いからだろう。
すむばり丼 もずくに色々のねばねば丼…ビミョウ(笑)
池間島
池間大橋は宮古島と離島を結ぶ大橋ではいちばん古く1992年に完成した。
池間は島自体がサンゴ礁でできているのではないだろうか。
ダイバーの車が道の脇に二台停まっていた。浜にはロープをつたって下りる。
どこかに潜っているのか,人影はない。
はじめ,海底で何かが光っているのかと思った。
水は分子の極性のために青い。サンゴの白にそれが映える。エメラルド色はその青に砂に含まれるかんらん石や輝石の黄色が混じってできる。
理屈では分かっていても,尚,神秘を感じる。
やはりこの海は神が創ったのだ。
素直にそう思える。
「ここはゼッタイ行くんだ」となおみが譲らなかった雪塩の工場。
雪塩ソフト。
塩サイダー,そして各種お土産。商売がうまい。
タローを迎えに戻る
タローお待たせ
さあ,海へ行こう。
きのう泳いだごきげん浜に直行だ。
さあ,いつまでもいつまでも遊ぼう。
フェ~ッチ!!
カメラを構えて水中で待つパパ(笑)
休憩
おやつ
宮古の人はなぜかロールケーキが大好きで,スーパーにもコンビニにもスライスが積んである。
生簀の淵に立って遊んでる。
もしかしたら…。もしかしたらと思うのである。タローがボールフェッチを好きなのは猟犬の本能だとばかり思っていたが,それは違うのではないかと…。
子犬のときボールをくわえて戻ったら…,川に飛び込んで泳いだら…,波を恐れずに海に流木を追ったら…,ママがとてもとても喜んだ。抱きしめてほめてくれた。
だから…
タローはボールを追うのだ。ただただ,ママにほめて欲しいから,喜んでほしいから波に飛び込んでボールを追うのだ。
何度でも何度でも…。
ボクたちはごきげん浜を忘れない。
下地空港の滑走路に夕日が落ちる。
ママ,ボク,まだフェッチできるよ。
ねえ,ボール投げてよ。
でももう真っ暗だから明日またやろう。
今夜も遅くなってしまった。
きょうも天才夕食
宿の女主人からヘチマをもらった。ごま油で炒めてみる。
オーマチ刺…別名あおちびき刺。
どっちにしてもよくわからない(笑)
鰹は安くておいしい。
今夜のゴーヤチャンプルはスパムで。
海ブドウは二杯酢。
すむばり食堂で小鉢に出たジーマミー豆腐が美味しかったので,スーパーで探して買ってきた。ピーナツと芋葛,タピオカなどからできている。ジーマミー…ジマミ…地豆
アオサと油揚げの味噌汁。
ふう。
これはデザート。パッションフルーツ。種のところを食べるんだって。
「はい,あーん」
…って,あ,オレ遠慮しとくわ。