さらば南の島
宮古島7日目
さらば南の島
帰る日の朝が来た。
美しい朝焼け
向こうはハウスだが,いちばん手前はぷちぷちでぐるぐる巻きにしたまま使わなかった三脚。春の夜は宮古島でも星の撮影は難しかった。
冷蔵庫はこの通り。買った調味料で使えそうなものは置いていく。今夜から次のお客さんが入るらしいので,新品のネギだけは処分しないでおく。
なおみの掃除機二度がけ。
タロー,もう毛をちらかさないでね。
使ったタオルなどもできるだけ洗濯終了。
食材きっちり朝食。
宿の奥さんが買ってきてくれた芭蕉。
芭蕉とはバナナのこと。だから芭蕉布はバナナの幹の繊維から紡いだ糸で織る布のことだ。
タローのケージ乗りもこれが最後。
早めに空港に着いた。
赤いスカートはピンクハウス。宿の奥さんが「買ったきり一度もはいてないから」となおみにくれた。
レンタカーは意地でも借りたときよりキレイにして返す。
滞在中,ずっとさんぴん茶と呼ばれるジャスミンティーを飲んでいた。島の人は飲み物といったらこれだというくらい普及していて販売機にも必ず入っていた。
タローはふつうのお水を吸い口から飲む練習。
内地とは全く視点が異なる新聞の内容には基地問題に対する温度差が感じられる。おそらく沖縄本島と宮古でもそれは違う。
そして内地にボクらは帰る。
いやいやながらも慣れた様子のタロー。
暫くのがまんね。
しょんぼりしている。
さらば,宮古島。
たくさんの思い出をありがとう。
また南の島に来ることがあるだろうか。
もし来るとしたら,また宮古に来たい。
羽田に着いた。
タローもお疲れ。
この日の朝まで裸で暮らしていたのに,翌日,東京にはなごり雪が降った。
おしまい