激務期間を終えての休み。最初に何をしたかと言えば,とるものもとりあえずミネギシ医院へ。もう,にっちもさっちもどうにも痺れてる。
「おお!ボクはこないだゼッタイに痩せる方法を思いついた。キミはまずデブを治さないといかん。」
…はあ(;^_^Aで,絶対に痩せる方法とは何ですか。
「メシを口に入れたら箸を置く!」
はあ
「そして150回噛む。その間箸は持たない。これで食べる量が6割に減る!」
はあ,そうですか。
「腹這い」
はーい。あながち笑ってもいられない。ジムで運動しても痩せないことは自ら証明した。食べない以外に手はない。…
んがぁー!!!!!!
「声を出すな。デブほど痛がる」
うぐぐぐぐぐ。
…ちなみに予備麻酔である。ぶっとい本注射はこのあと来…うがあああああ!!
「うるさい」
んががががががが。んっ…だぁー!!
…あれ?おしまいですか?
「今日はうまくいった」
そうなんだ(;^_^A(うまくいかないときもあるんだ(笑))
ボクのあとにも何人か患者さんがいたが,電気マッサージを終えた頃には途切れた。待合室でなおみの迎えを待っていると,診察室から先生が出てくる。
「キミはインターネット見るかね」
そりゃまあ。
「整形外科医のランキングっていうのがある。」
はあ
「星が五つまであって,そこでオレは4つ半の4.5点なんだよ」
えー!!そりゃスゴいです。4以上ってあまり聞いたことないです。でも,有名になり過ぎて押すな押すなになると困ります。
「大丈夫。オレはすぐ治すから。いつもすいてる。」
ははは(;^_^A
冬の間,あまりの痛みに耐えかねて手術を考えていた。
「オレはこの状態ならやらない方がいいと思うよ。」
態度はデカいがミネギシ先生は決して治療方針を強要はしない。信じることにした。
「MRIを読み取る名医がいるから紹介状書いてやる。手術した方がいいか聞いてみるといい。」
車が下の道路に着いたのが見えた。会計をしているとまた後ろから声がした。
「そうか。薬はないけど,紹介状に金がかかるから少し高くなった。すまん。」
効いた。今日の注射は効いた。耐えられる痛み,耐えられる痺れになった。