OUR DAYS2017年2017/9/23


終業後,そのまま首都高→外環→関越と走り,途中から篠突く雨の中を交代運転したが関越トンネルを抜けたところで力尽きて寝た。



八海山系,朝焼けはしない。快晴の予報が少しずつずれている。



をい!カメラバッグにアゴ載せすんな。



コシヒカリの新米!との謳い文句に誘われておむすびを朝食に買ったが,しょっぱくてあまりおいしくない。



小さな展望台があった。 健康なときは考えもしなかったことだが, 腰の手術をした身にはその僅かな階段がもう登山である。 上がって見たい…。担ぐレンズを選び意を決して歩き出した。 たどり着いた越後の景色は実りの秋を迎えていた。。



越後の田んぼは9割方刈入れが済んでいる。



国道沿いにカメラマンが並んでいる。



まさかSLでも通るのですか?

「そうですよ。」

えー!?

 



1時間待ちをなおみに遠慮していると,

「せっかくだから待とうよ」

…と言ってコンビニにお昼を買いに行った。



カメラの列の後ろに別世界を作っている。



道の駅で散歩したり,タローごはんしたり…。



その気はないのにSLを追い抜く。するとまたカメラの砲列が目に入り止まってします。



SL日本海庄内号という臨時列車で,車両はばんえつ物語のC57だそうだ。



年に何度か羽越本線を走る。



光る日本海。



近くでコンバインの作業を見てくる… と駆けて行ったなおみはやがて栗を4粒拾いながら戻って来た。



「ねえ,栗ご飯食べたくなったね」

この妻ありて旅は格別である。 旅帰りに栗を買った彼女が,翌朝栗ご飯を炊いたことは言うまでもない。



東北から道南にかけて前線が通過している。

若い頃,酒田にはよく遊びに来た。 いつも鳥海山は聳え夕日は燃えながら日本海に沈んだものだ。



どうやらその頃に晴れの運を使い果たしたようで, 最近はいつ来ても鳥海山は雲の中。 立ち寄り湯上がりに湯の浜で真っ暗になるまで待ったが, この日もとうとう姿を見せなかった。



前線が通過し12時には晴れてくる予報だが北の目的地はまだ遠い。鳥海山はあきらめ,軽く蕎麦など食べて夜道を急ぐことにした。



タローもごはんを食べて出発。

やがて槍のような雨が降って来た。



土砂降りの秋田県を一気に縦走して深浦まで来た頃星が見えてきた。



奇岩に満点の星をイメージして深夜12時過ぎに千畳敷に到着,勇躍三脚を立てた。 まだ雲が疾い。 強風の暗闇に30分粘ったがこれが精一杯。


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