HPに公示したし,中3クラスでも公式発表した。特に親しかった人には連絡したので,教室にも少しは弔問客があろう。骨壺を運ぶわけにも行かないので,カウンターに遺影を飾って小さな祭壇を仕立てようということになった。遺影にいちばんいい写真を選ぶというのは困難と言うより不可能である。ボクはカメラが趣味だが,被写体の8割はタローである。なおみもスマホで夢中になって撮っていた。タローの写真と動画は12年で軽く1TBを超えている。
そこで今年後半だけという条件で選ぶことにした。狭窄症手術の影響でボクのシャッター数は極端に少ない。それでもタロー写真は500枚ではきかない。海や川やボールで遊んでいるところではないという条件を加えようやく15枚に絞り,そこからはとうとう母に頼んで選んでもらった。
↑痛みで腰が立たないのにタローだけはフルサイズ一眼に望遠レンズで撮っている。
↑これはなおみがスマホで撮ったお気に入り。助手席からタローを振り返るといつもこうしていた。
↑ミラーレス一眼に向かって笑っているところもひとつ。もちろん,お菓子をゲットしようという下心が覗く。
それからこれが爪の骨。それに火葬前になおみが切っておいた毛で弔問客を出迎えタローを偲んでもらおう。
この小さな祭壇がやがてタイヘンなことになってゆく。