2月9日/血流に異常なし
暮れに松響の演奏会に行ったとき,帰りの車窓からなおみが血管専門の病院を見つけた。探しに探していた間欠性跛行の検査ができる病院である。かかりつけの三枝先生に紹介状を書いて頂いた。診察は今日9時15分から,家を出るときローカルを通ってちょうど9時15分到着予定だったナビが茅野に下りたときは30分に延びていた。そこでローカルはあきらめてバイパスから諏訪インターに曲がった途端に15分,岡谷インターを過ぎるとさらに15分短くなった。

ナビはけっこう細かく計算しているらしい。塩尻で流出し,19号を行くと,まただんだんと遅くなり,9時10分に到着。

念願だった右腰と右足の血流検査,エコー,レントゲン。口コミ評判通りスタッフもドクターも気持ちの良い対応だった。

そして結果は…。

「血流からの間欠性跛行の可能性はありません。」
…と,ドクター。異常なしとはふつうはうれしいことだが,ボクの場合は複雑である。痛みの原因が血流である可能性がなくなったということは腰痛の治療は振出しに戻ったということだ。

病院に車を置かせてもらったまま徒歩3分のところにある荒井城跡まで歩いた。

戦国時代,小笠原一族の島立氏の居城だったらしい。
あしが痺れて立っていられなくなった。冬は神経に厳しい。病院まで痛みをこらえて戻りながら辛くて叫びそうになった。

19号が渋滞しているので,荒井城からの流れで,松本の城跡を攻めながら帰ることにした。

市内を外れて山麓線周辺にかかると…

除雪されていない城跡はご覧の通り。

城跡巡りはおしまいにしてゴロー(チェーン店ではない店でランチすること)することにした。

この絶景。その名も山麓亭。

昼の12時半だと言うのにボクしか客がいない。

ぶっかけ天980円。一瞬ゴムかと思ったほどの麺のコシ。ここががらがらとは塩尻のサラリーマンはみな味音痴と思われる。

なおみに無断で,きなこ100円,漬物150円,ドライトマト250円を買ってしまった。

諏訪湖の北岸に寄ってみた。報道の通り白鳥が一羽もいない。

富士アイスで今川焼。

道の駅で塩尻産のシャルドネ。今朝見た新聞に俵真智さんの新作が載っていてその歌にシャルドネが出てきた。1800円だったが行きに高速代を浮かせたから思い切って買った。
2月12日/三連休
東京組の人々が母の面倒をがんばってくれるおかげでボクたちには久しぶりに二人きりの連休が転がり込んだ。もっともボクは毎日連休であるが…。

特別なことはしなかった。おでかけも村のスーパーまで。

たとえば一杷109円の菜と99円の豆腐を買って帰る。

お手頃価格の地酒と合わせて天才料理する。シシトウは予算オーバーだったのでピーマンとしめじで代用した。

この夜は松本からの帰りに買ったゼイタクシャルドネと肉の入ってないシチュー。

チーズたっぷりピザ。母がチーズを苦手にしているのでふだんは食べられない。
これが三連休至福の晩餐である。

お昼も天才ランチだが写真を撮ったのはこれだけ。春キャベツと山麓亭で買ったドライトマトのパスタ。

ほとんど時間は同じ部屋にいて,それぞれバイオリンやベースの練習と絵描きをしていた。

ボクもチェロとギターは練習している。

なおみお得意のクッキー。

キレイに焼けたのは雪かきのお礼にお向かいさんに。

それから税理士の親友鈴木さんが体調を崩して入院したのでその病室に送った。

届くかな。

屋根の雪が融けて,ときどき恐ろしい音を立てて落ちてくる。15年ほど前,屋根の下に置いておいた車が雪に埋まって脱出できないまま,上から落ちて来た雪でつぶれた。今は学習して,雪の落ちるスペースを見越して車を置いている。

つらら。

泣く。

おいしそうにつららを食べていたタローを思い出すからだ。

こんな雪が降ったらどんなにか喜んだだろうか。

アンコールが不調で煙を吐いた。クロタケストーブさんにメールすると電話で対処法を教えてくれた。言われる通りに内側の部品を外して触媒の上を掃除すると,あら不思議。すっかり直った。部品を外してメンテナンスするようになればいっぱしのストーブ使いである。えっへん。
なおみがハマったのは義母に頼まれて録画したままHDにたまっていた昭和の「想い出つくり」というドラマである。大山勝美と山田太一コンビの作ったTBSドラマのひとつだ。恐ろしく面白いのでついボクも後ろから見てしまった。キャストも豪華で田中美佐子とか端役である。
天気を見ては写真を撮りに下りる。

ベランダに米粒を撒いておいて300mmを装着した7Dをスタンバイしたのだが,気づいてカメラに手を伸ばそうとしたあたりでいつも逃げてしまう。八ヶ岳の鳥たち,警戒心が強すぎる。

私道の雪がだいぶ融けたので,なおみが車一台分雪かきした。

これでようやく道に置いてあったミズイロライフを敷地に入れることができた。

連休明け,母が帰る日がちょうど父の祥月命日にあたるので,なおみが花を買った。父には悪いが予算の都合で一部,タローにも分けてもらう。父とタローは命日が重なっている。
ともあれ二人きりを満喫する連休であった。
2月13日/父の命日

午前中,ちょうど浄化槽の点検の人が来た。道具持参で裏を雪かきしてくれる。ラッキー♪石油タンクまで行けるようになった。自分で設置しながら,中を見るのは初めてだった。最後のマンホールの中を流れる水はまるで水道水のよう。浄化槽の浄化能力高い!!

家出していた母が帰ってきた。弟が連絡してきたバスの時間にバス停に迎えに行く。

13時着のバスから降りるなり「おなかすいた。」
おっこと亭に行こうとすると「汁物がいい」
そこでラーメン屋さんで生姜ラーメン。餃子も食べると言うのでボクが餃子定食を頼むと,
「そっちのごはんがいい」
…いやいや,さっき汁物って言ったろ。
これでなんと支払いはボク(笑)あんまりセコいこと言いたくないけど,このシチュエーションはオフクロの払いだろう(;^_^A

ちょうど父の祥月命日。毎年のことだが命日にお墓には近づけない。

墓で待ち合わせて,小学校から直接来たなおみが雪かきしながらアプローチして生花を飾った。

出窓にもなおみが買って来た花で祭壇ができる。

天才麻婆豆腐とサンラータン。父は麻婆が好きで何が食べたい?と聞くと麻婆豆腐と答えた。生前にも二度ほど天才麻婆も作ったが,
「おいしくない」
と文句を言っていた。父が好きなのは母が作るクックドゥーの麻婆豆腐で天才麻婆ではない。

レッスン室の窓に三日月が沈んでいく。今日はタローの月命日でもある。タローもややこしい日に死んだものである。
花は一部タローにも飾った。
2月14日/でめる!!
なおみは小学校の帰りに諏訪まで下りて,免許の更新,美容院,かかりつけの病院をハシゴしてきた。長坂と茅野,諏訪は180度逆方向なのでたいへん時間がかかる。暗くなってから帰るなり言った。
「今日の夕焼け撮りに行かなかったの?スゴかったよー!!」
「スゴいはやめろ。」
「坂室から上ってきたらちょうどう回路のところでぱぁーっとスッゴい夕日が急に差してきて,いきなり八ヶ岳がスゴい真っ赤になったのよ。もうスゴかった。車止めて写真撮りたかったけど,ほら,あそこスゴくせまくなってるでしょ。」
「しまった。今日はあんまり雲が多いから行かなかった。」
「はい,これ。バレンタインデー」

「デメルよ,スゴいでしょ。」
どうやら先日の松本の井上百貨店でボクの分も買っておいたらしい。ここらあたりでオーストリアのチョコを買えるところはなかなかない。
「じゃあ,はい。」
…と,箱を彼女に手渡す。どうせ毎年自分の口に入ることを見越している。
「いやあ(笑)せめて開けて。シュウも食べていいのよ。」
「食べていい」っていうところがすでに序列が低い。

ぎっしりつまった面白い形のチョコを2つ口に放り込んだ。
「ダメ―!!一日,一個よ!あたしも一個。」
「うーむ。そうか。わかった。」
…というわけで向こう半月ほどは毎日一個ずつデメルが食べられる。
2月15日/METのマウスパッド
今日,マウスパッドを買い替えた。このオシャレなパッドがとうとう擦り切れて反応しなくなってきただ。浅野さんのMET土産だった。何年間活躍したことだろう。ありがとうございました。

2月16日/初スシロー/DRUNKER
雲海に浮かぶ北アルプス
5D Mark III + EF70-200mm F/2.8L USM
甲斐駒 いつもの場所のちょっと下でいい感じの5本木を見つけた。
5D Mark III + EF70-200mm F/2.8L USM
八ヶ岳
5D Mark III + EF17-40mm F/4L USM
裾野が赤いのは落葉松の落葉に夕日が当たって輝くから。
ミズイロ☆ライフでなおみが先に帰っていくのには訳がある。戻って母を連れ,パンさんのご主人が運転するストリームに乗せてもらって迎えに来る。それまで15分近くショボく沈んだ夕日の残照の中で震えながら待っていた。
実はバイパスまで下りて初スシロー。常連のパンさんご夫婦をお誘いしたというわけである。ご主人が運転してくれるので,生ビールにありつける。それにしてもスシローは面白いメニューがたくさんあって,人気なのもうなずける。ニシンとか山ワサビとイカとか煮アナゴ天ぷらとか気に入ったが,パンさんたちによると「それはいつもあるとは限らないメニュー」だそうだ。
誓い:これからは中ジョッキ一杯まで




