4月21日/ハウスを張る
なおみの休みは一日しかないので、二人でやらなくてはできない仕事が日曜に集中する。午前中はオケの定演の練習があるので、10時頃になって庭に出た。

今年は菜園にビニールを掛けることにした。鹿除けと屋根代わりである。

ビニールも取付部品もずいぶんとゼイタクな使い方である。ビニールを固定するプラスチック製のパッカーがたちまち足りなくなったのでJAに買いに行くと30個セットで1個80円もする。こりゃまた高価な野菜作りとなりそうである。

もう雨が降り出しているのになおみはパンパスグラスの古い葉を刈っている。

午後から雨は激しくなった。チェロの伴奏をしてもらおうかと思ったが、なおみは家でも仕事に追われていて言い出しきれない。
4月23日/冬仕舞い

地下室を掃いて、扇風機を運び出した。

代わりに石油を使い切ったストーブから順に仕舞っていく。ここまで地下室は中腰の作業なのでかなり腰にヤバい。

暫くへたばったあと、外に立ち上がっている水道管の熱線を切っていく。先週は一度明け方氷点下になったが、もうセーフティだろう。仮に氷点下になったとしても野菜の苗は危ないけれど、水道管が破裂することはないと思われる。

コンセントの金属部分にシリコンを吹きかけレジ袋をかぶせた。レジ袋への雨の侵入を防ぐために口元を下にしてスズランテープで吊るした。たぶん、秋には袋やテープの意味をは忘れている。備忘録として、ここに書いたことも忘れる可能性が高い。PCにもスマホのクラウドにも備忘録がいっぱいあるが、あまり活用されていない。
作業は2時間ほどで終わりにした。これ以上は体に悪そうである。
4月24日/雨の日は
なおみの送迎は部活のない水曜日が望ましいが今日は土砂降り。なおみはすっかりボクが行かないものとあきらめていたらしい。

だが、ボクは雨の日を待っていた。これである。美術館の500円割引券。これで松本、安曇野辺りの美術館をはしごする。
いつもの道の駅でお使いの郵便局や美術館の開く時間を待っていたら、眠り込んでしまった。目覚めて出発しようとするとセルが回らない。
え?
なんと、ポジションを点けっぱなしで小一時間も寝込んでいたらしい。バッテリーが上がっている。ライフにはブースターケーブルを載せていない。よしんば載せていても、雨の中では人に頼みにくい。仕方ないのでJAFに電話した。10年くらい利用したことがないのに、先日のパンクにから立て続けのSOSとなった。

1時間ほどJAFの到着を待った。いやいや、バッテリーを直結してもらうだけだから、車止めとか紅白のコーンとか要らないんじゃない?(;^_^A
バッテリー上がりでJAFのお世話になってるなんて体裁悪いこと甚だしい。電圧計を出して来て測定している。あのさぁ、原因もハッキリしている、ポジション点けっぱなしだったんですよ。早いところ直結してくれないかなぁ(;^_^Aありゃりゃ、エンジンオイルまで調べてるよ。お願いしますよ。こんなことでお呼びだてするなんて十分反省してますから、ケーブルつないでくんない?オーディオなど電装品の設定がもとに戻らないことなどに承諾する書類にサインする。百も承知しております。それからようやくポータブルの電源とバッテリーをケーブルでつないでくれた。1秒でセルが回った。ありがとうございます。

クルマのトラブルで1時間半ほど遅くなってしまった。だが、予定していた4つの美術館のうち、二つが臨時休館していることがわかった。とりあえずここ、松本市美術館。
草間彌生さんの展覧会が長期開催中

そこにブラックジャック展も重なっている。共通チケットは1800円!!500円券使っても1300円(;^_^A

かなり腰の具合が悪い。歩くことは簡単だが、立ち止まって鑑賞するのがむずかしいので車椅子を借りた。

ブラックジャック展は原画を並べて、学芸員が解説や感想を加えているだけの酷いものだった。

草間さんの作品は苦手だが、展示はちょっとしたアトラクションのようで楽しめた。驚いたことに平日とはいえ、欧米の方を中心に外国人率が5割近かった。

細川宗英「王妃像」
コレクションの展示はなかなか充実していた。展示替えしたら、また見に来たい。

松本市立美術館を出ると、もう2時を回っていた。車のトラブルがなかったとしても、もともと4軒の梯子は無理だった。
安曇野の美術館で唯一開館していたのがここ、豊科近代美術館。520円なので差額の20円を支払った。

去年、中島潔展で訪れたが、常設は展示替えしていた。こちらも楽しめた。

高田博厚という彫刻のブロンズ像がすばらしかった。あまり彫刻には興味がないが、宮沢賢治とかガンジーとか偉人の胸像がずらりと並んだ部屋は圧巻だった。

何も食べていなかったので館内のカフェでくるみのパンケーキ。

4時になっていた。これは急いで戻らないと間に合わない。

セブンイレブンのパンでつなぐ。
なおみを迎えて、急いで帰路に着き、母が楽しみにしている丼丸を買って帰った。ところが母は、ロールカーテンを下ろそうとして転び、寝込んでしまった。幸い頭も打たず、どこにもダメージを負っていないようだ。ただ驚いてしまって気持ちが立ち直れない。翌朝には元気になった。
4月25日/美術館巡り 諏訪編

朝方は曇り空だが快晴の予報。出勤するドレミの車で農場まで下りた。

地味に桜並木ができている。

つくし だれのこ すぎなのこ つくし はるです あそぼうよ
…なーんて、実は山暮らしではつくしを愛でてる場合ではない。

見た瞬間に駆除、スギナとタンポポは最強最悪の敵だ。とくにスギナは地中の根の繁殖が半端ない速度である。ご近所迷惑になるので放置もできない。ナズナなどはかわいい方である。今年も草との長い戦いが始まっている。

今日は25日。諏訪にひとつしかない三井住友銀行から現金を引き出し、セブン銀行のATMを使って三菱UFJ銀行に入金する必要がある。セブン銀行で手数料がかからないのは25日と月末だけだからだ。

そこで美術鑑賞券の残りを使って湖畔の原田泰司美術館を訪ねた。衝撃的だった。下手絵の子どもたちや農村風景の絵のイメージだったが、どうやら印刷物にあるのはトリミングした部分だけのようだ。

実物は10号から100号ほどの大きさで、人物は美しい風景の点景に過ぎない。自然の風景の色使いは美しく、あるところはあっさりと単純化され、あるところは克明に描かれている。例えば100号近い大作の半分くらいが蓮華の花で埋め尽くされている。1000輪くらい描かれたその花びら一枚一枚が面相筆で描かれている。一輪ではなく花びら一枚一枚である。この絵描きの世間の評価は少々低いように思う。

原田泰司美術館HPより

続いて歴史的な建物を利用した諏訪市美術館。今まで片倉館の駐車場だと思っていて美術館とは気づかなかった。

諏訪の画家を中心に収蔵品は多いが、如何せん予算が足りていない感じである。エレベーターがないので車椅子をスタッフが担ぎ上げると言うのでお断りして2階は自分で歩いて鑑賞した。誰もいないのでソファと絵を往復すれば何でもなかった。
三井住友銀行の駐車場で少々トラブルに遭った。開けたドアが駐車中の隣の車にコツンと当たって、運転席から降りてきた若い男に傷の賠償を求められた。NBのドアによるものかハッキリしない上にコンパウンドで磨けば1分で消えそうな擦り傷であるが、男は譲る気がない。仕方がないので警察に事故証明を出してもらって任意保険で賠償することになった。相手の言い分を一方的に認める警察や保険会社の対応にも不満が残る。

引き出しと入金は無事に終えた。八ヶ岳の残雪はほとんど消えた。
4月26日/天国のロケーション
金曜日だがなおみを送迎した。彼女が疲れ気味ということもあるが、八ヶ岳の残雪が消えたのを見て、北アルプスの様子が少々心配になったからだ。

雨の水曜日に下見しておいた場所に直行すると天国のようなロケーションだった。

この場所に合計5時間くらいいたが人っ子一人で会わない。

前夜、デイに行く母のために簡単な夕飯を作っておいたが、そうとは知らず夕飯代わりになおみがパンを買ってきていたので、それをボクのランチにした。

午前中に白馬方面、午後は常念を描いたが納得できる出来ではなかった。片づけをしているときにみしみしと音がして布製の椅子が壊れて尻餅をついた。このリュックと付属の椅子はかれこれ30年、…もっと使っているかもしれない。よく見ると布を金属パイプに装着している部分の縫製が切れただけだった。

迎えの時間まで1時間ほどあったので、百均に寄って針と糸を買い直すことにした。なおみに言えば、夜遅くにでも縫うだろうから、ナイショで直そうと考えたわけである。だが、針を使ったのは小学校の家庭科以来である。本返し縫いと半返し縫いの方法に記憶がある。いちばん大きな針に糸を二重にして本返しに挑戦したが暗くなったこともあって、なかなか真っすぐに縫えない。仕方ないので家で縫うことにした。
