5月19日/丸太運び

なおみの諏訪響の練習は午前中だけ。

午後は畑の手入れをした。
ブルーベリーの花が咲いている。

Mさんが玉切りしてくれた丸太を8本運んだ。

根元の方の大きな丸太はネコに載せられないので、80Mほどを転がしてくる。左右で直径が違うので弧を描いて進む。それを計算して狙ったところにドンと転がしてゆく。ボクは未体験だがゴルフのパットとはこんな感じの楽しみだろうかと思う。
5月20日/夕焼けNB

諏訪盆地の美しい夕暮れ。

夕日を浴びてカッコよくたたずむNBロードスター

北アルプスに夕日が沈んでゆく。

助手席に座っているのは…ん?なんだ、これ。
最安値だったホームセンターで買った無洗米つや姫5kg…買い物が多くてトランクに入りきらなかった。
各種のバーを全身に組んで、排気系も足回りも完全武装したNBは、おそらくこのままサーキットに持ち込めるポテンシャルを持っている。…が、現在は専ら町まで食品や日用品を買いに下りるときしか使っていない。しかも助手席はドレミではなく無洗米である。NBの存在意義が問われている。
東に振り向くと十三夜月が田に映っていた。
5月22日/梓川の土手と日輪舎

なおみを送って北アルプスの様子を見ると、午前中は快晴のはずなのに雲がかかっている。雲は南から北に動いている。常念岳のあたりはすっかり雲の中だ。

北の方にはまだ雲がないが、いつもの場所まで行く間にかかってくる可能性がある。倭橋を渡ったところで急遽右折。梓川の土手から爺ヶ岳を描くことにした。

仕上げの頃にはすっかり雲に覆われてしまったが、さすがにこのあたりの山の雪形は覚えてしまった。

背中が熱くなってきたので撤収。安曇野から爺ヶ岳や鹿島槍を描こうとするとどうしても日を真後ろに背負うことになる。これからの季節、時間や紙の色を工夫する必要がありそうだ。残雪が消えたら「描かない」という選択肢もある。

セブンイレブンでパンを買って日輪舎の日陰に来た。少し眠ろうとしたがカッコ―がやかましくて寝られない。

日陰から日輪舎を描くことにした。木や建物を省略して田んぼに下る道を持ってくれば絵になりそうだ。

ピンぼけした。

まあまあかな。

一面ヤグルマギクが咲いている畑に今日はうまく車を寄せられた。ボクの写生場所はだいたいいつもこの写真に写っている半径1km範囲にある。
「早く終わりそう」
と、なおみからLINE。今日は地区の会議で別の中学に迎えに行く。長野県は教育熱心な県だと言われる。だが、別に結果が出ているわけではない。やれ、教科別、やれPTAと…と、組織をたくさん作って会議をしている。それを教育熱心と勘違いしている。組織が増えて、教員が授業や生徒と接する時間を失えば、子どもたちの学力は当然下がる。そういう当たり前のことすら現場を知らない教育委員会の管理者はわからない。
母のリクエストで吉野家の牛丼を買って帰路を急ぐと夕焼けの気配がした。
「オレ、なおみと牛丼を送ってから引き返してもいいかな。」
「いいわよ。キレイな写真撮ってね。」
…というわけで農場に引き返した。
あたり一面、空も山も木々も道も、ふんわり淡い茜色に染まった不思議な夕暮れ。
できればなおみと一緒に見たかったが仕方ない。
5月23日/パンがポワンと焼けた

ポワン♪

シュウ史上最高にうまくパンが焼けた。焼いたのはパナソニックだけど(笑)。

母がさかんに「いい匂いがする」と言うので、焼きたてにバターといちごジャムを載せておやつにした。このひと月、食パンを買ったことがない。
「天才シェフ」改め「鈍才主夫」となって3か月、キャベツがいくらなら買い!なのか、豚肉はどこのスーパーが安いか、ガソリン代を考慮すればどれくらいまとめ買いなら町まで下りるかそれとも村で済ませるか、百均で買ってもいいものかえって損するもの…それらの判断を習得するまでいくらもかからなかった。否が応でもコスト意識は高まってゆく。料理はあるもの安かったものからメニューを展開する。不足する食材は代替を工夫する。これはもともと得意とするところである。母がディサービスに行く日はひとり昼食になる。

このミートソースは、前日麻婆豆腐を作った際、少々量が多かったので豆腐を投入する直前に分けておいたソースに増しトマトしてイタリアンにアレンジした。オランダでもオーストリアでもミートソースにはよく煮込んだ豆をベースに加えていた。豆板醤や甘味噌など発酵した豆ならよりコクが出るというものだ。あまりにも旨くて一人で食べるのは惜しかった。緑は庭のイタリアンパセリ。

業務スーパーで税込み39円のインスタントラーメンをたんと買い込んである。インスタントラーメンでもスープは自分で作るボクとしてはチャルメラやサッポロ一番などブランド品は必要ない。さて、その麺をアルデンテ直前まで湯がいてから熱したフライパンで外側だけ焼き付けて焼きそばにする。

前夜解凍したモモ肉の使い切らなかった分で作ったチキンバーガー。バンズは買えないが、さすが天才が焼くとここまで旨いかという逸品。
どれも調理時間は20分以内にしばっている。食事と買い物以外にも掃除、洗濯、郵便局や銀行の用など主夫業は多忙である。これまで一緒に働きながらなおみが一人でこなしていたとは驚愕を禁じ得ない。
5月24日/ザ!庭

2日続きの晴天でドレミ菜園に水やりに出た。

火曜の夜にまとまった雨が降ったのだが、今年は屋根をビニールで覆ってしまったので雨が当たらない。

順調に育っている。ボクが一人で畑の世話に出てくるのはおそらく人生初のことだ。

カッコ―が三度鳴いたら野菜の植え付けに入ると村では言われている。三度鳴いたか定かではないが、中旬には村の畑も植え付けを終わっていた。そこに記録的に遅い大寒波が来て遅霜となった。信毎によれば長野県全体で億単位の被害額だそうだ。

ウチは標高が高いので植え付けを待っていたので助かった。…まあ、全滅していたとしても2千円ほどの被害だが…。

ハウスの南側は蕗の林となってしまった。トトロでも隠れていそうである。遅かった。もっと小さいうちに駆除すべきだったが、畑への影響は限定的である。

東側にはシナノギシギシが群生している。これは早急にたたかなくてはならない。

畑に侵入したシナノギシギシ。

根は地表部分の5,6倍ではきかないかもしれない。どんなに鍬を振るっても全部起こすことはできない。
ところでシナノギシギシという植物名はない。通称はギシギシと言う。乾燥し粉末にした根が漢方薬となりそのときの名はシノネと言う。おそらく母が両方聞いて勘違いしたと思われる。その母に聞いたので我が家ではシナノギシギシと呼ぶ。菜園とその周りのギシギシとスギナを駆除するだけで小一時間もかかる。

シュウハーブ園のイタリアンパセリは去年の株が4月ごろから成長を始め、もはやパセリとは呼べない状態になっている。

こちらはミツバ。同じく食用には見えない。

両方とも摘んだ。今年の初収穫である。

ドレミ菜園からブルーベリー園に続く小道だが今日は行かない。行って雑草があればつい取りたくなる。すでに体力の限界が近い。
代わりに虫に食われている白樺の丸太を2本回収した。7年ほど前に伐って、玉切りにしてもらったものを庭のあちこちに飾ってあったのだが、蟻の温床になりつつある。まだ食われていないものは切り口になんらかの処理が必要だ。

虫に食われた丸太は焼却炉で焼く。燃え尽きるのに数時間はかかる。

その間にオーリスの洗車に入る。ようやくホースの水を使えるようになった。5月前半までは脳天まで痺れるほど冷たくて洗車には使えない。冬の間は温水をバケツで運んできて洗っていた。

おそらく10年以上前に母が植えたと思われるコアヤメが洗車する脇に咲いている。

見上げるとオオデマリが満開である。

今日は水洗いだけにしようと思っていたが、ついシュアラスターで磨いてしまった。どの車も大事にしているが、やはりこの子に対しては特別な愛情がある。

テーブル回りに増し除草剤を撒く。週末に雨の予報なので地表に薬剤がとどまることはないだろう。そのあとに砕石を入れる。
外仕事が長くなった。絵もチェロもせずにへばってしまった。
この夜は満月。部屋の中が夜通し明るい。


