母とマロンを送りに原村へ。
八ヶ岳の残雪は少ない。甲斐駒も少ない。
先日の嵐はどうやら3000mの頂でも雨だったらしい。
庭のパラソルが倒れ,テーブルが壊れた。
先日チェックしておいた杉杭の売り場でお兄さんに↑この写真を見せ
「これで打ち込める?」
「楽勝っす」
ということで175センチの杉杭を2本。金具,キシラデコールを購入。
母の買い物をJAやスーパーでして帰るともう夕暮れだった。
キシラデコールを2度塗りする。
看板の支柱にはちとヤワに思えてきた。
なおみはひたすら雑草を抜いている。
夕方,とりあえず杉杭を一本打ち込んでみる予定だったが延期になった。
先日,腎臓の障害で入院騒ぎになったパンさんの奥さんがまた体調を崩したからだ。
今のボクらにとってパンさんの奥さんは原村の大黒柱である。
杉の柱など立てている場合ではない。
飛んで行って意外と元気そうなのを見て,夕飯の差し入れを申し出てきた。
ご主人がお肉を召し上がらない。
イワシの竜田揚げや鱈のフィッシュ&チップスなど天才料理を作って運んだ。
天才料理ではシェフはフライパンを持つところだけである。
他は下ごしらえから片付けまですべてアシスタントのなおみがする。
料理を届けて,パンさんからウチまで80mほど…涼しい風が吹いた。
気持ちいいね。
やっぱりここで暮らすのは悪くないな。
タローを喪ってから何もかも後ろ向きに考えることが多くなっていた。
あんなに楽しみにしていた原村での暮らしも一時は色褪せていた。
やっぱりいいね。でもいつのことになるのだろう。
仕事は楽しいけれど、あと何年働いたら老後の暮らしの目処が立つだろう。
なおみは夕食後も真っ暗になるまで草取りを続けた。
母が庭仕事に少しでも張り合いを持てるようにとの一心である。
中央道が一斉工事期間である。
工事渋滞の解消を待って遅くなるので,母を説得して先に寝かせた。
LINEもメールもテレビ電話も使っているのに手書きの書き置きはやはり必要だ。
買い物や星撮りでずいぶん車を使ったので甲府南まで20号を走って給油してから中央道に入った。
深夜料金になるまで時間調整しながら12時5分過ぎに八王子インターを通過した。
我ながらなかなか節約に心がけるようになっている。
深夜過ぎ,工事区間の渋滞も解消していた。