「焼けたよ~。連絡ください。」
とlineのメッセージ。
いつものように仕事が終わってから深夜の工房を訪ねた。
モノスゴい皿が仕上がっていた。
もちろんタダではない(笑)
「今日はね,シュウちゃん…」
行方不明のワードの文書の捜索依頼である。
師匠はワードというアプリケーションの中に文書が保存されていると思っている。
OSとアプリとHDの関係をどうしても理解できない。というより理解しようとしない。
ワードの「開く」や「名前を付けて保存」で立ち上がったエクスプローラが何かの拍子で別のフォルダを開くと,
「文書がどこかに行ってしまった」
となるのである。
今回は苦労した。文書を発見したのは,使えないように切っておいたone drive の中だった。
ワードやエクセルなどマイクロソフトのアプリケーションは勝手にone driveを優先保存先にする。
アカウントにログインしていないのに,ワード経由で文書を保存する。
HDを理解できないご年配の方々にどうやってクラウドを使わせようというのだ。
まったくもって高齢ユーザーに優しくない。
いったん,HDのフォルダーに保存先を変えても同じことが起こるのを防ぎようがない。
仕方がないのでone driveのアカウントに常時ログインするよう設定した。
伺ったときに忘れずにHDにセーブする必要がありそうだ。
こうしてボクは人気ブロガーの師匠を陰で支えている。
タローの存命中からよく,なおみを先に帰してタローと二人で工房を訪ねてはPCのメンテナンスをしていた。
そんなわけで師匠はタローの骨壺と皿を焼いてくれたというわけなのである。