今日の午前中は先週の心中1クラスに続き新中3クラス保護者対象の説明会だった。今年は人数を制限しての開催。忙しすぎてひとつひとつのイベントにメリハリがつかない。準備にプレッシャーを覚えたり,緊張したり,疲れたり…そういうことは体や心に余力があってこそ成立するものである。
大勢のお客さまがお帰りになったあと,今度はほら,かわいいお客さんがお父さんと登場である。
「ショウです。ご無沙汰しています。」
名乗らなくてももちろん覚えている。
nao「マナミ(ショウのお姉さん)の結婚式以来じゃない。」
sho「娘です。」
nao「まあ,かわいい。こんにちは。お名前は?」
ヒヨリ,2チャイ,コンニチハ
shu「美人になるねー。パパに似なくてよかったよかった。」
ショウは2005年の卒業生。中3のときとちっとも変わらないけれど,初夏にはヒヨリちゃんに弟ができて二児のパパになるそうだ。ヒヨリちゃんは教室でお菓子を食べて帰って行った。
さて,土曜は受験生の授業が多いので大忙しである。息つく間もなく夜になった頃,今度は高校2年生のリリが来た。
「ヤッホー,シュウ先生。はい,チョコレート」
なんていい子なんだ。でも中学生の頃は教室史上最強に数学が苦手でボクを困らせた。小5のときに計算を3問解いてもらうのと引き換えに彼女のブレイブボードにチャレンジした。上手に操る彼女の歓心を買おうと乗り方を教えてほしいと頼んだのだ。ボクは0.4秒で道路にたたきつけられて肘を大けがした。こうして既往を顧みると,彼女には10年くらいボクにチョコレートを届け続ける義務がありそうだ。
「リリが来てるよ。」
とゆずにLINEするとゆずが飛んで来た。
「リリとゆずが来てるよ。」
とリョウコにLINEするとリョウコが飛んできた。
「いぇー!」
キミたち,ちょっと密になってるし(;^_^A
今日はタローの月命日である。三人は最後のタロー係だった。
「ねえ,あたしたちを呼んだのはきっとタローだよ。」
とゆずが言った。
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さて,今日は父の祥月命日でもある。
いつもは母と東京で祭壇を作り,故人の好きだったものなど食べて偲んだりする。
今年,母はひとり原村である。
ふんぱつして花のアレンジメントの大きいのを贈った。写真右のピンクである。
ところが大きく見えない。左側の樹木の如き花束は愚連隊から。
母が墓参りに行った写真も送って来た。例年なら雪に埋もれて墓石に近づくことができない。
今年,温和なのは原村で越冬している母への神さまからの贈り物か,はたまた単に地球温暖化がいっそう進んだか。
もし後者ならコロナ以前に東京オリンピックは危険な暑さに見舞われる。