OUR DAYS 2021年2021/08/26

怒涛の14連勤!!…と言ってもピークは一日12コマ授業だった2日目から5日目で,6日目からは10コマ,そして8日目あたりからだんだん楽になる予定だった。

そこに週末,生徒のひとりが濃厚接触者になった。変異ウィルスデルタ株になってから子どもへの感染が広がっている。江戸川区の保健所からは土日は休みだから月曜に検査して水曜に結果が分かるのでそれまで自宅待機との連絡が来た。

濃厚接触者が出ればその周りの経済活動は止まる。行政にはその危機感が全くない。検査が遅くなれば濃厚接触者の濃厚接触者まで活動が制限される。つまりボクたちだ。潜伏期間は5~7日,その2日前から感染リスクが高まる。したがって元の濃厚接触者の陰性が2日以内に確認されれば周囲への影響はない。だが検査結果まで5日ではいけない。

頭痛の症状があったなおみを念のため発熱外来でPCR検査をしてもらった。ボクは民間の検査を予約したが間に合わない。もしもボクたちが感染していたらクラスターを起こす可能性がある。ここでリスクは取れない。

臨時休講,振替の連絡,講習生も含めて全家庭への模擬試験の配布。9連勤目にこれはきつい。

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ボロボロになって家路についた午後10時。甲州街道で渋滞に遭った。…そうか。今日はパラリンピックの開会式だった。外苑東通り,西通りの閉鎖で周辺道路が混乱していたのだ。東京の多くの市民はオリパラどころではない。

翌日,今度は江東区が区内の小中学校の休校を決めた。新学期スタートの前日である。強行すると言っていた児童生徒のパラリンピック観戦もいきなり中止。国や都のコロナ対策と同じく行き当たりばったりの後手後手である。お上の決定に文句を言っている暇はない。ボクたちの教室も去年の休校期間と同じ全家庭宅配を準備,通知する。10連勤目である。日が変わる前に作業を終え,ホームページも更新した。たぶん,半日で対応できたのはボクたちだけだろう。元の濃厚接触者の陰性の連絡が来た。すべてのことは検査の遅れから起こっている。病床数ばかりがマスコミで取り沙汰されているが検査体制はもっと崩壊している。

11連勤目。なおみの陰性が確認された。もはやボクの検査の意味はほとんどない。ボクたちの生活ではどちらか一方だけが感染することはありえない。でも今後のために受けてみようということになった。

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どこに行くかというとここである。ここに来ることがすでにリスクである(笑)地下鉄を避けて自転車で来た。

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駐輪場ゲット。…さて,どこに検査場はあるのだろう。こんなところでキョロキョロしているのを知人にでも見とがめられればあらぬ疑いがかかってしまう。

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ここだった。中はちょうど免許証更新のときの窓口とブースのミニチュア版のような作りだった。唾液を検体として出すだけ。5分だった。このような施設が公営で街角にたくさんあるべきだ。

「週末,どうしても人に会わなければならない」「昨日,出先で思いがけず密な環境に入ってしまった」という人たちが気軽に簡単にすぐに検査を受けられて,もしもの陽性が隔離されれば感染爆発は確実に抑えられるはずだ。

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甲州街道まで出てなおみが車で迎えに来る。宅配に備え,二人の自転車を職場に運ぶためにキャリアを積みかえた。

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 そのまま出勤。皇居から大手町を通過するあたりでお腹がすいた。お昼はなおみのおにぎり。

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