村境
- 2023/05/04 11:22
原村から富士見に向かうお気に入りの道です。
Our days
ユーザー「fukin」の検索結果は以下のとおりです。
起きたときの気温が2度だった。ぶるぶる。ボクたちにはたった2票の力しかないけれど,憲法を守りたいと改めて思う朝。
信毎にしてよかったなぁ。若いのにジャーナリストらしい名文だと思う。
ウォーキングコースは東京からの移住者の家が多い。こんな看板を通りに面した庭に掲げている家がけっこうある。
山桜と花桃と…茂みには木瓜の花が満開になっている。写真映えするのはどれかなと,あちこち撮りながら帰ってきたがウチの木瓜がいちばんキレイだった。
富士見の薬局でバルサンを買って天井裏を中心に焚いた。カマドウマとヤマネの侵入に困っている。バルサン中は母を伴って茅野の町に避難した。ランチしたり買い物したりして時間をつぶす。
さて屋内への侵入経路として最も可能性があるのが,風呂場の換気扇。ホームセンターで買ってきた網戸用の網を通風孔の内側に貼り付ける。湿気のある場所でしかも風が逆に吹くのでガムテープではどうかと思うがプラスチック製のカバーには大規模な固定装置が使えない。しかも相手が虫なので僅かな隙間も残せない。額装の要領でテープを小さく切って使ってみた。ワンシーズンで張り替えが必要だと思われるが,こちらピタリと侵入が止まったようだ。
続いてダウンライトの隙間。電球に網やアルミ箔でエリマキトカゲのようにカバーをつけようと試行錯誤したが,それぞれ発火と漏電のリスクを考えてやめた。電球を取り付けた状態で周りにアルミ箔を詰めてみると効果があった。これは抜本的にはダウンライトそのものを密封型に変える必要がある。
1日にほんの10分ほど屋根裏を走る廻る小動物。二階の床や巻き小屋で目撃したことがあるのでヤマネと思われる。こちらは天然記念物なので簡単に駆除と言うわけにはいかない。外回りをずいぶんと点検したが侵入経路は分からない。ヤマネが遊びに入る程度ならいいが,それを追ってハクビシンなどの侵入を招くと大惨事となろう。専門家に依頼して経路を特定してもらう必要がある。
ボクが慣れないDIYをしている間になおみは畑に畝を切っていた。もちろん,DIY以上に慣れない作業である。
なにやらのぞき込んでいる。
東京にいる間に購入したpH測定器。なんと土の状態は野菜に最適値を示している。
そのあと二人で風呂場の掃除をして水道管の熱線の電気を切って回った。
立夏過ぎて,まさかもう氷点下になることはないだろう。
5月1日
週末は立夏,5月に入って,引っ越して10日余りが経過したことになる。もうひと月にも感じる。夜は冷え込んで朝露が美しい。
朝のうち,しらべ荘では曇っていても村まで下りると快晴ということはよくある。
ウォーキングは続いている。脛の痛みは二人とも解消してきた。
木が腐って外れ落ちていた流しの下の扉,取り外し,金属部の錆落とし,ペイント,木製部品の加工,ペイントとコツコツ作業してきていよいよ取り付けにこぎつけた。穴の位置は変えられないので固定部には一回り長いネジを使い,取り付けのボルト調整は試行錯誤。
じゃーん!!
この成功はもしかしてばぶる級のDYIではないだろうか。
夕方,なおみに呼ばれてタンポポ刈りを手伝う。他の雑草はともかく,タンポポはご近所に迷惑がかかるので放置できない。
タローの居場所は寝室に決まった。
餌台,オヨフク,コロコロ,リード,リード掛け,ボール,ぬいぐるみ,おやつ箱…
ハリー以外のぬいぐるみはピアノの横の出窓に落ち着いた。
5月2日
例年だとソメイヨシノが満開になる頃,今年はすでに散って山桜の季節となっている。
朝いちばんにオーリスの屋根に粗大ごみを括り付け,不燃物を満載にしてリサイクルセンターに行った。もはやゴミ捨てが趣味になっている。親しくなった受付のおじさんが手続きや計量の回数が減るように便宜を図ってくれる。すいていたので今日は第二陣で布団などを可燃ごみセンターに運ぶことにした。リサイクルセンターと可燃ごみセンターはごく近くにある。家までとんぼ返りするついでに,パンさんの小麦まんじゅうをリサイクルセンターの受付のおじさんに差し入れした。先日,飴をもらったお礼である。
いつの間にかエコーラインとビーナスラインが渡辺製麺のところで直結されていた。道理で最近,エコーラインの交通量が多いわけだ。せっかくだから直売所に寄って乾麺とそばかりんとうを買う。そんなこんなのんびりしている場合ではなかった。
すいていたのは朝いちばんだったからで,どうやら考えることはみな同じである。連休前半を大掃除にあてたらしき家庭の車がリサイクルセンターにも可燃ごみセンターにも長蛇の列を作っていた。
ずいぶんと時間がかかったが,布団や梱包に使ったカーテンの他にタンポポの袋を4つも捨てられた。
快晴。
なおみがマロンのお墓の草取りをして母を誘った。庭はでこぼこがあるのでもう自力では歩けない。
夕方,なおみに呼ばれて庭仕事。今日は畑の予定地の草取りである。なおみは東京にいるうちから本を買って読み,pH測定器も購入済みである。適応力抜群である。ボクは乗り気ではないが手伝わないわけにもいかない。
ハウスを建てていた三畳間ほどのスペースの草を手抜きした。賭けてもいいが明日は手首が痛くて絵筆は握れないだろう。
雨降りなればひたすら片付ける。なおみはかなり疲れているが性分で手が止められない。外に出られないのでせめてタンポポ抜きがないだけ休めるだろう。
性格を自覚してか,片付けを中断するために昨日はパウンドケーキを焼いていた。焼きたてもうまかったが,一晩置くとしっとりと本来の甘さを醸す。
午後,ついにピアノ回りの段ボールを開け始めた。
久しく聴いていなかった音。
夕方,雨が上がって少々火燃し作業などしてから,仮縁を整備して片付けていた。空が夕焼けているのに気づくのが僅かに遅れた。
遅かりし…。雨上がりに油断は禁物である。
母はキッチンの引き出しの整理をしていて体調を崩した。生来,片付けものが苦手であるが,猛然と働くなおみを見ていて何かしようと思うらしい。根をつめた。夕飯は要らないと言って寝ていたが,なおみの豚汁と焼き厚揚げを食べると少し元気になった。
移住して初めて母が一緒にウォーキングに出た。
「おふくろ,もう帰りかよ。」
往復500mくらいしか歩いていないが,歩かないよりはマシである。
今日はゴールデンウィークの初日らしい。朝からエコーラインの交通量があまりに激しいのでそれと知れた。
斯く言うボクらも脛が痛くて歩くのがキツイ。どうやら原因は下り坂である。あんまり痛いからなおみが今日はボクと同じコースにすると言うので,一緒に歩くとペースが速い。あえぎあえぎようやく帰り着くと,驚いたことに母が朝食の支度をしていた。半年ぶりのことである。ウォーキングは心身ともに体によいようだ。
朝食後にはこれも珍しくハガキを書き始めた。母が浅野さんと行った本栖湖の写真を絵はがきにプリントしておいてあげたのが効果を上げた。
はす向かいの加藤さんに誘われて,パンさんまでお茶をしにでかけた。なおみが様子を見に行って撮った写真である。午後からはダイニングの引き出しの整理を始めた。母のやたらアクティブな日になった。明日は寝込むだろう(笑)
片付けとタンポポ刈りと…なおみは今日もフル回転している。
DIYの依頼が入る。家具の床に段差調整のために挟む板。
続いて焼却炉作業。これで三度目だがリサイクルに出せない紙類がある。教室を移転してから20年間の子どもの成績表や面談記録である。山のようにある。束のままくべると燃え残るので,一枚一枚ずらしながら炉に入れていく。ほとんどすべての名前に記憶がある。ちゃらTやマナの成績表もある。全てが過去になってゆく。灰が溜まってきた。残りはまた後日。
「15分でいいから一緒にタンポポやってよ。」
と,なおみが言う。もっともなことである。作業は一人ですると辛いが二人だと楽しい。小鎌を取ってタンポポ刈りに加わった。毎日の片付けで全身が筋肉痛のため,庭での作業はなかなか思うにまかせない。
ハウスが建っていたところの地面を掃除してみた。なおみがここにモロッコインゲンを植えると言う。彼女は早くも田舎暮らしに順応しはじめている。ボクも鍬を振るうことになりそうである。
額縁の写真リストを作ってなおみが片付け終えた屋根裏に収納した。これでアトリエ予定地のスペースが大幅に確保された。明日は雨なのでいよいよ画材に手をつけようと思う。
更地になっていた西隣の土地で地鎮祭があった。オーナーは真面目そうな若い夫婦でしゃれたお菓子を持って挨拶に来た。林がなくなってしまったのは残念だが新しい隣人がいい人たちでほっとした。
午後からはオーリスのキャリアベースに簡易ベッドを縛り付けて捨てに行った。他に古いスーツケースと椅子が二つ。
「今日は何持って来たの?」
リサイクルセンターの受付のおじさんとなおみはすっかり顔見知りになった。
「あ,ちょっと待って。」
粗大ごみの計量を終えてなおみが車に戻ろうとするとおじさんに呼び止められた。
「すっぱいのあげるだ。」
差し出した手のひらに,塩トマトキャンディーをふたつ載せてもらった。
柏木の方では早くも代掻きが始まっていた。
昨日までの寒さが嘘のように汗ばむような陽気である。
まだ部屋は片付いていないが,テレキャスターを取り出して少し練習した。
なおみにも少し楽器を触るように言った。何しろ,もう目に隈ができるほどひたすら片付けをしている。
今朝から本格的なウォーキング
東京と違ってコースの景色は多彩で飽きない。
つい立ち止まってカメラを構えているとウォーキングにならない。
先日,決めたボクの歩くコースではアルプスは見えない。
一回り遠いなおみのジョギングコースまで下りようとすると,ちょうど登ってきたなおみに止められた。
上り坂がきついからやめた方がいいとのことなので引き返した。
雨上がりの朝,水滴が美しい。
浅野さんからお誘いが来て,母はお出かけである。
諏訪南インター近くのコンビニが待ち合わせ場所なので送った。本栖湖の芝桜を見に連れて行ってくださるそうだ。
不燃物や粗大ごみをライフに満載して今日もリサイクルセンターに下りた。
道を間違えて小さな集落に入ったが,何だか懐かしい家並がけっこう残っている。写生に行かないと…。
ホームセンターにも寄ったので昼近くになった。諏訪インター近くのショッピングモールでお昼を食べようとしたら,あんなにあったチェーン店の食べ物屋さんがほとんどなくなっていた。唯一残っていたココイチに入る。
午後もなおみは猛然と働いている。庭のタンポポ抜きから二階の荷ほどき。
ボクは疲れて昼寝をしてからこの作業に入る。流し下の収納の扉が外れていたのだ。蝶番のところが腐ってしまっている。数日前に取り外して金属部分のサビをやすりで落とした。
何が苦手って言って,ボクはDIYが最も苦手である。腐った横木を新しくするために廃材から部品を作る。
のこぎりもペンキも今日買ってきた。苦手でもDIYできないとこれからは暮らしていけないだろう。
水性ペイント。今日の作業はここまで。明日二度塗りして,取り付けは明後日の予定である。
母がお出かけしているので夕飯はピザ!!チーズが苦手な母を慮って,ふだんはチーズが食べられない。
ところがチーズの匂いが充満しているところに母が帰ってきた(笑)
朝のしらべ荘は霧に包まれていた。夜半からの激しい雨が止まない。
終日雨の予報である。ウォーキングも予定していたリサイクルセンター行きも中止を決めた。
ひたすら片付けの一日となる。ソフトケースの楽器に巻いていた緩衝材を解いているところに,段ボールを開けていたなおみが飛んで来た。
「布を整理していて大発見しちゃったー!!」
な,なんだなんだ(;^_^A
「ほら!!」
「?」
「プーさんを裏から見ると…ね,ブーさん!!」
…あ,そ。
荷解きはおよそこんな感じである。
午後,ついに画材の段ボールが発掘された。
ボクの買った筆に土田さんのお父さまの遺品として頂いた数倍の筆,さらに母の書道筆が加わって筆イメルダ夫人状態のボク。たぶん,今後20年描き続けても使い切れない。死後には大量の新品筆を遺すことになって,なおみを困らせることになろう。今から遺品の引き取り先を探しておかなければならない。雨は暗くなるまで強く降り続いた。
3日続けて氷点下の朝となり,今日はとうとう夕方から小雪がちらついた。
玄関の前をケンちゃんが飄々と歩いている。いつも一緒の奥さんがいない。抱卵しているのかもしれない。
たてしな農園の改装工事が終わって今日オープンしたので,なおみは母を誘って出かけて行った。
母が記念イベントの抽選くじをひくと,鐘が鳴らされて3等賞の長芋一箱を当てたそうだ。
夜はなおみが買ってきた独活尽くしととろろご飯。
独活の酢味噌和え,皮のきんぴら,穂先の天ぷら。きんきんに冷した真澄ゴールドをキュッと。
ゴクラクゴクラク。
家の段ボールはずいぶんと減ってきた。