美術館巡り 諏訪編
- 2024/04/25 21:45
朝方は曇り空だが快晴の予報。出勤するドレミの車で農場まで下りた。
地味に桜並木ができている。
つくし だれのこ すぎなのこ つくし はるです あそぼうよ
…なーんて、実は山暮らしではつくしを愛でてる場合ではない。
見た瞬間に駆除、スギナとタンポポは最強最悪の敵だ。とくにスギナは地中の根の繁殖が半端ない速度である。ご近所迷惑になるので放置もできない。ナズナなどはかわいい方である。今年も草との長い戦いが始まっている。
今日は25日。諏訪にひとつしかない三井住友銀行から現金を引き出し、セブン銀行のATMを使って三菱UFJ銀行に入金する必要がある。セブン銀行で手数料がかからないのは25日と月末だけだからだ。
そこで美術鑑賞券の残りを使って湖畔の原田泰司美術館を訪ねた。衝撃的だった。下手絵の子どもたちや農村風景の絵のイメージだったが、どうやら印刷物にあるのはトリミングした部分だけのようだ。
実物は10号から100号ほどの大きさで、人物は美しい風景の点景に過ぎない。自然の風景の色使いは美しく、あるところはあっさりと単純化され、あるところは克明に描かれている。例えば100号近い大作の半分くらいが蓮華の花で埋め尽くされている。1000輪くらい描かれたその花びら一枚一枚が面相筆で描かれている。一輪ではなく花びら一枚一枚である。この絵描きの世間の評価は少々低いように思う。
原田泰司美術館HPより
続いて歴史的な建物を利用した諏訪市美術館。今まで片倉館の駐車場だと思っていて美術館とは気づかなかった。
諏訪の画家を中心に収蔵品は多いが、如何せん予算が足りていない感じである。エレベーターがないので車椅子をスタッフが担ぎ上げると言うのでお断りして2階は自分で歩いて鑑賞した。誰もいないのでソファと絵を往復すれば何でもなかった。
三井住友銀行の駐車場で少々トラブルに遭った。開けたドアが駐車中の隣の車にコツンと当たって、運転席から降りてきた若い男に傷の賠償を求められた。NBのドアによるものかハッキリしない上にコンパウンドで磨けば1分で消えそうな擦り傷であるが、男は譲る気がない。仕方がないので警察に事故証明を出してもらって任意保険で賠償することになった。相手の言い分を一方的に認める警察や保険会社の対応にも不満が残る。
引き出しと入金は無事に終えた。八ヶ岳の残雪はほとんど消えた。