お花見
- 2024/04/20 22:17
キャンバスをまとめて張るのはやめた。すぐに握力が萎えてしまって作業できなくなるからだ。幅広の張り機をあきらめて小型に買い替えたのはまだ去年か一昨年だったと思う。このペースで衰えると数年後には自分で張れなくなる。新井先生は80才を過ぎてもご自分で張っていらした。戦中派は鍛え方が違う。
使える釘も処分して真鍮製に変えた。抜くときに錆びていると苦労するからだ。張る前から抜くときのことを考えると言うのはすでに敗北的である。
青山の兄貴が来た。能登から浦安に帰る途中に寄ってくれた。
羽咋の実家はほとんど被害がなかったが、少し海側にあった妹さんの家は液状化に遭って家が傾いてしまったそうだ。住めなくなったのに半壊には認定されない。見舞金は2万円。ローンがまだ8年も残っているのに、再建はあきらめることになるかもしれない。
アニキがNBに乗りたがったので、オートパルに車検代を支払いに行くのに同乗してもらった。さかんに羨ましがっていたが、元はと言えばこのアニキがボクに走りの楽しさを教えた。ロータリーのサバンナで夜な夜な原宿に連れて行ってもらったものだ。今は暗くなると目が効かなくなるとのことで、なおみの帰宅を待たずに東京に向かった。
なおみの帰宅は午後遅くになった。
「庭の桜が満開になったのでお花見にいらっしゃいませんか」
…と節っちゃんに声を掛けると、ノリノリで日本酒持ってくるとの返事。忙しい人だからたぶん無理だろうと高をくくっていたからさあタイヘン。
食材は夕べJAで買った見切り品のサーモンだけ。これでなんとかお花見ご馳走を仕立てなければならない。母まで動員する。
節っちゃんが持ってきたのは神渡の輸出バージョン。なんでもフランスで大人気とか。
メインはワカサギの二種揚げ。そして筍と菜の花の酢味噌和え。節っちゃんの持ち寄りは筍ご飯
家族総出で作ったてまり寿司はサーモンとカニカマの二種。それぞれ花びらと錦糸卵で飾ってある。
かんぱーい♪
このあと、ボクはバッタリと寝たが、なおみは遅くまで仕事をしたそうだ。